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252年2月。

6区Iエリア“イースト・コート”201号室。


「モリー、ただいま」


「今日はリックとライブラリに行ったの」


「何度も行ってるけど、知らない本が色々あるのね」


ピッ。


「地球の神話の本を2冊借りた。カミサマのお話よ」


「ピッポが言ってた女神って、女のカミサマなんだって」


「カミサマってよくわからないけど、なんだかとても強そうね」


「北欧ってどこかしら?」


「世界が木でできているの?へー、でっかい木」


「泉が3つ。なるほど、水がたくさんあるのね。どこから出てくるのかしら?」


「ラグナロク?」


「えっ?太陽と月が食べられちゃうの?」


「……よっぽど大きいのね。オオカミって」


「おっ、ケンカか?」


「…………あ」


「オーディン、負けちゃったかー」


「フェンリルもおっきいオオカミなのね」


「オオカミってどんな動物か、今度リックに聞いてみるわ」


ピッ。


レニは窓辺に近づき、カーテンを開く。いつの間にかドームの投影はナイトモードに切り替わり、ネオンがタワーに続いていた。2層の地面の裏側で、いろんなライトが点滅してる。


あの配線のどれかが、リックの部屋の冷蔵庫に繋がっている。


今頃、何してるのかしら。お茶を用意して、本を読んでいる気がする。

レニは振り向きモリーを見る。


「結局、女神についてはよくわからなかったな。私、褒められたの?」


モリーが頷きニコッと笑う。レニはカーテンを閉じた。

30.5[L_These Days]_マイルーム#05

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