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あ。猫だ。

ゴールドの毛並み。鮮やかな青緑の両目。野生的な身体付きは、この辺りで見かけたことのないタイプの電気猫である。


「見つけた!アビー!」


声に振り向く。青年が駆け寄ってくるのが見えた。カジュアルな服装から、猫探しの業者だろうと推測。レニは猫をキャッチし、電磁ペンを首輪に当てる。

「ありがとう。君もキャット・サーチャー?」

「まあね」

同い年くらいに見える。褐色の肌と髪色の明るいブラウン。ピーコック・グリーンのつり目が今捕まえた猫にそっくり。ロゴの入ったジャンパーは制服のようだ。

「この猫、この辺じゃあまり見ないわ」

「アビシニアン。エキゾチックだろ?」

「詳しいね」

「猫とか、動物が好きなんだ」

2層の専門業者なのかもしれない。

「助かったよ。この子、すごく高いんだ」

にかっ、と笑って歯が見えた。レニは頷く。確かにこのアビシニアンは、レニが捕まえたことのある猫たちより一桁二桁額が違いそうである。

「ユーアーウェルカム」

「バイ!」

「バイ」

走り去る身体のバネが柔らかい。野生の猫のような人、とレニは思い、踵を返しホワイト家へ向かう。

21_猫のパジャマ#03

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