ピピ。
ピ。
『やあ、レニ。今、時間良かった?』
「もちろん。私も電話しようとしてたの」
『気が合うね。僕の友達を紹介したい、って言ったら困る?親友』
「いいえ。嬉しい。私の友達も紹介していい?」
『もちろん!すごく嬉しいよ』
「今度の日曜?」
『レニ、空いてる?』
「うん。友達がやってるお店に行きましょ。キッチンカーのアイスクリーム屋さん。Bエリアの公園のとこ」
『いいね!僕の友達、大学の同級生でピッポっていうんだ。面白いやつだよ』
「ジェニファーよ。私の1歳年上。彼女もジュエレッタと暮らしてる」
『へー。お店はその子とやってるの?』
「そういうこと」
『待ち合わせは何時にする?』
「10時かな。セントラルの改札で」
『オーケー。レニとずっといたいけど、アイス食べたら僕らは帰るよ』
「わかった」
『またね。楽しみにしてる』
「うん。じゃあね」
『バイ』
ピ
ピピピ。
『ハーイ、どしたのー?』
「ジェン?レニよ」
『あはっ、見ればわかるよー、元気?』
「今度の日曜日、リックを紹介するわ。10時半ごろJ&Lに行くから」
『えーっ!!ホント!!??』
「彼の友達も一緒よ。同級生で親友だって」
『お友達も!?彼氏いい人だねー!!』
「うん」
『嬉しい知らせをありがとう!!アイス全種類用意して待ってる!!』
「ありがとう」
ピ。
「私を、友達に紹介してくれるんだって」
自室の窓辺。街灯りとネオンを窓枠の絵画に、レニはモリーに顔を向けた。モリーは、ニコッと笑って両手のひらをぴったり重ねる。レニはふふっと微笑んだ。
「何着てこうかなー」
クローゼットの中身を頭の中で展開する。Tシャツが3着。タンクトップが2着。ジーンズが2着。チノパンが1着。ジャケットが2着。新入りのワンピースが1着。
ワンピースかな?でも、リックの友だちの前におめかしして出ていくのは、ちょっと恥ずかしいかも。ジェンもいるし、なんか照れる。
「よく考えたら、公園にアイスを食べに行くだけよね。いつものジーパンでいいや」
“Mory. Refill.”
"Would you like to listen?, Leni.”
“Pops please.”
Mory smiles.
“Yeah. It’s WAKA WAKA.”


