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[Rick_Back Then] Lost Cat#01
2248年12月。
2層4区Bエリア
キャット・サーチャー"FLC"社内通路
「お疲れ様です」
「お疲れ様です…………。待って。君、新入り?」
「はい。今日からお世話になります」
「あ、どうもこちらこそ。そのメガネはやめなよ。露骨すぎる」
「露骨?何がですか?」
「貧乏アピールがあざとい」
「僕、本当に目が悪いんです」
「コンタクトがあるじゃん」
「ないから仕方なく」
「ない!?なんで?」
「目が悪くなった時には申請過ぎてて、そのまま配給自体がなくなって」
「あーそういう。制度の隙間に落っこちちゃったか」
「でも、職務規定にもメガネはノーって書いてあるよ」
「絶対ムリかな?僕、マイナス10の近視なんです」
「そんなに悪いの!?まともに生活できないじゃん」
「うん。メガネがないとあちこちぶつかる」
「えーと、とりあえずえらい人んとこ行こう。事情はわかったけど、そのメガネはやっぱまずい。コンタクト分くらいは、給料前借りさせてくれるかも」
「メガネ、そんなにダメですか?」
「相手はお金持ちだから」
「大学では変わったやつで済むけどさ。目が悪いだけでクレーム入れられたらたまんないでしょ」
「うん」
「後輩くん、名前は?」
「僕、リックです。工学部の3回生」
「私ケイト。医学部の6回生」
「ケイト先輩、お世話になります」
「まかせとけ。後輩くん」
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