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Reverence[Clara_Back Then]_石の脚#05

3ヶ月後。


「クララ。脚を切るの?」
「うん」

「プロステティックに?」
「そうしたら、前よりも高く跳べるわ」

彫刻のようなアラベスク。
無重力のアティチュード。
女神のようなアロンジェ。
零コンマでコントロールする、スワンのパドドゥ。

「だから、私はそれでいい。もう一度、跳ぶための脚がほしいの」
「うん。クララのアントルラッセ、好き」
「初めて聞いた」
「初めて言った」

「……僕が、自分ならそうするって言ったから?」
「そうよ。そうだな、って思った」


「あんたと私は、踊るために生まれてきたのよ」


「イワンと結婚するわ」
「そっか」
「あんた、あっさりしてるね」
「君が自分で決めたことだろ?」

「それに、その脚。もう動かないじゃないか」

白い膝。
硬い。
冷たい。
私はクララなのに、陶器でできた、くるみ割り人形?

どうして、こうなっちゃったのかなあ。

「ねえ、コータ。トリルになる前、約束したこと覚えてる?」
「うん」
「私が言ったこと、言って」








「……………………忘れた」
「そう」

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