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「あの向こうには、何があるのかな」

指の先には線路があった。


「採掘場だよ」

私は答えた。娘は大きな灰色の瞳を瞬かせ、次に頬を膨らませる。


「もう、冗談ばっかり。それは地球の話でしょ?ライブラリで読んだわ」

「勉強熱心だね」

「地球の話は面白いもの」


娘は枕木に降り立った。私は古い映画を思い出す。


「ねえ、この向こうには何があるの?」

娘は再び私に聞いた。


「死体があるのさ」

娘はふうんと頷いた。


「結局、同じものになるのね」

賢い子供だ。私は娘の手を引いた。




“Refill.”


私は白銀の手を取った。冷たく冴えて、滑らかに硬い。

閉じた瞼をじっと見る。

この瞳は炭素。

薔薇の蕾の形状に結い上げられた髪に触れる。

この髪も、炭素。

元素記号C

原子番号6

同素体多数


“In the end, it will be the same.”


私は手のひらよりも小さな紙箱を、胸ポケットから取り出した。

二酸化硫黄の香りと明滅。

04_火葬行列#05

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