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[Rick_Back Then] Lost Cat#04
2251年5月。
2層4区Bエリア
キャット・サーチャー"FLC"事務所。
「え?リックくん辞めたんですか?」
「そうなんだ。だからケイトに、彼の仕事を引き継いでほしい」
「ええ!?私ぃ!?」
「顧客の求める基準が高くて。できるバイト、君しかいないんだよ」
「でも、リックくんの後だとチップ貰えないんじゃないですか?」
「そうなんだ」
「しかも、時間オーバーは即クレームですよね?」
「そうなんだよなー。そもそも、そういう面倒くさい変な客を、リックくんにやってもらってたわけだから」
「いくら彼が有能でも、嫌な仕事押し付けてばっかで、ちょっとひどくないですか?待遇悪くて辞めちゃったんじゃ?」
「いや。割りのいいバイトにスカウトされて、こっちを辞めるように言われたって。ホワイトさん家の家庭教師」
「あ、それいいなー」
「頭のいい子で、こっちが教えられることがある、ってリックくん笑ってたよ」
「セントラルの首席が?相手、どんな天才児?」
「ともかく、グリーンさん家はケイト以外に変わりはいない。医学部か工学部の美形じゃないとヤダってんだ」
「げえ。モンスター」
「ケイト!頼むよ!うちの学生バイト、Cスクールばっかりで。セントラルは今8人。工学部はリックくんが抜けてゼロ、医学部は君1人しかいないんだ!」
「うーん。じゃ、なんか手当てつきますか?」
「勤務日全日まかない無料でどう?」
「メニュー選べます?」
「こうしよう。ペイ・チケット2枚出す。ここの休憩室じゃなくてもいい。外食で使って」
「5枚」
「おいおい、フルコースでも食べる気か?3枚でどう?」
「ま、ギリギリオーケー。それでやります」
「恩に着るよ。ケイトさま!雇用契約書訂正した。確認して」
「チョーさん、調子いいんだからなー」
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