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Come over[R_Back Then]ワンルーム#03
2051年10月。グリーン家所有電気猫捜索配達後。
C3エリア"アベニューC3"503号室。
ガチャ。
「ふう」
パサ。ドサ。
「……あの停止装置、うちの業者のやつじゃない。派遣さんかな」
あの歩き方。髪の揺らぎ。速度と緊張。伸縮の滑らかさ。
一定の呼吸。鼓動が伝わるくらいの。
咲き初めの菫。光に透けるその花脈。
瞳の色とその模様が、はっきりと思い出せる。
「名前を聞けば良かったな」
明日、同じところで会えるだろうか。バイトはないけど、空きコマに探しに行ってみよう。少し遠いけど、走れば次の講義に間に合う。
派遣のサーチャーなら、仕事としてやっている人だ。支援じゃなくて、対価として給与を得ている。
バイトを始めた時に、チップを貰わないことにしていて良かった。施しを、小遣いとして受け取る行為はカッコ悪い。
「サンキュ、ピッポ師匠」
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