top of page
An end[J_Back Then]昔の話2#03
2248年11月某日明朝。
6区UエリアU荘1-B。
「ただいまー。……あれ?くさくない。なんで?」
「ナオキー?あ、寝てる」
「お、戦利品。……ん?今日はメガネがない」
ジェンはコンロ下の収納扉を開けた。扉の裏側に備え付きのナイフスタンド。5つあるうち、手前が2つ。2つ空きで、一番奥に1つある。
あれっていつも使ってる、今朝研いでいた、一番大きいやつだよね。
「ふーん」
パタン。
「やるじゃん、ナオキ」
「……あれ?ジェン?おかえり……」
「ねえ、今からあたしとお風呂入ろ」
「今からぁ!?おれねみー……」
「こら、寝ないで……」
「……」
「……」
「……目が覚めた?」
「……ぷっ、あははっ!あー、すっかり覚めた」
「ほら、はやく」
「ちょい待ち、先に目覚ましかけとく」
「ジェン、腹減ってねえ?」
「ペコペコ。でも、後でいいや」
「味噌汁、ネギとダイコン入れといた」
「やったー!あたし、あんたの味噌汁が一番好き」
bottom of page


